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2012年 05月 28日
多治見に3ヶ所あるオリベストリートの中でも、特に気に入ったのが市乃倉オリベストリート。緑豊かな山に囲まれた市乃倉町は明治時代から盃の生産が盛んなのだそうです。
人間国宝や重要無形文化財などの由緒ある窯元が集まっており、今もなお手書きの染付を行っている幸輔窯さんでは、突然訪れたにも関わらず、その職人さんが窯の中を丁寧に案内してくださいました。お仕事中の手を止めてしまった上、貴重なお話が聞けるとはなんて有難い。 昔ながらの土練機や、今は使っていない窯から分厚い土壁の工房まで。 手書きの呉須染付がなんとも味わい深い。そんな味わい深さを出すために、土は真っ白に焼き上げるのではなく、やや黄色味がかったような薄青色にするよう土づくりをするのだそうです。幸輔窯の作品の中から、お茶碗と酒器を購入。お茶碗は小ぶりながら手のおさまりがとてもいいのです。 鼠志野のお茶碗を購入した仙太郎窯。こちらもとても親切に志野焼きについて説明してくださいました。そもそも窯元値段なのに、しかもひとつだけなのに勉強してくれました。後で知ったことなのですが、実は先の幸輔窯さんとは親戚関係なのだとか。
by cultural
| 2012-05-28 21:03
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